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ひきこもりのお子さんを持つご家庭向けセミナーにて(畠中 雅子)

つい先日、ひきこもりのお子さんを持つ親の会で、「一生食べていくための生活設計の考え方」なるセミナーをおこなった。

話した内容は、親の資産を、兄弟間のもめ事をできるだけ避けながら譲っていく方法や、お子さん自身が一生食べていくために必要な生活費はどのくらいかについて、あるいは保険や不動産の活用法など。

たとえば、東京スター銀行の金融商品型リバースモーゲージを使って、自宅を賃貸併用住宅に建て替える方法とか、親子で一緒に高齢者施設に入所できる方法など、自分なりに知恵を捻ってお話したつもりであった。

ところが。

具体的すぎたのか、少しハードルが高かったのか、「私たちでもすぐにできる、お得な運用方法などを教えてもらえませんか?」などの質問が・・・。

資産運用の話をしたほうが、ファイナンシャルプランナーとしてはずっと楽なのに・・・。

敢えて、「ない知恵」を絞りつつ話をしたつもりなのに、「その話は難しいから、今度ね」というような反応にガッカリ。

ひきこもりの問題は深すぎて、そして個人の問題すぎて、多人数に話セミナーは向かないのかなあと、改めて感じてしまいました。

ひきこもりのお子さんを持つご家庭の悩みには、個別に有料相談をして引き受けていくべきなのか、再び悩んでいるところです。

畠中 雅子

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