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重粒子線の治療現場を観に行く

本日(12時を回っているので、すでに昨日ですね)、千葉県にある放射線医学総合研究所の一般公開に参加してきた。
この研究所は、がんの重粒子線治療で有名なところで、「体育館くらいの大きさが必要」とウワサに聞いていた、重粒子線の治療装置(HIMAC)を実際に見学することができた。

重粒子線のがん治療について少し説明をすると、肝臓がんや前立腺のがん、肺がん、骨・軟部の肉腫などに効果の高いがん治療。
この研究所(隣の病院も含むのかは、不明)でおこなっている重粒子線治療は、昨年だけで、年間700症例近いらしい。
この研究所でおこなう重粒子線治療の4分の3は、先進医療に指定されているという。

先進医療については、すでにご存じの方も多いと思うが、厚生労働大臣が指定している高度な医療技術のこと。
健康保険は効かない治療である。
ただ先進医療に指定されていると、保険診療との混合治療が可能になる。
(ちなみに、自由診療と保険診療は、同時にできないのが原則である)

重粒子線の治療は、1クール(一連の治療)で314万円。
このほかに、入院費などの保険治療代がかかるので、合計330~340万円ほどかかるそう。

これだけの治療費がかかるのに、最近は治療受ける人が急激に増えている。
がんという病気の怖さもあるだろうが、先進医療の保険金が後押ししている面も大きいと思う。

話を重粒子線の治療装置に戻すと、大きいとは聞いていたが、これほど大きいとは…という感じ。
重粒子線の治療装置とは、放射線発生装置サイクロトロンのこと。
120メートル×60メートルものスペースが必要なほどの巨大な装置で、粒子を光の速度の80%くらいまで急速に加速して、治療室に送っているらしい。

実際に送られてきた重粒子線をどのように治療の場に活かしているのかも見せてもらったが、がんの形に合わせて照射できるようになっているなど、「う~ん」とうなづくことしきり。
(細かい治療法については、知識のない私が間違った記述をするといけないので、省略させてください)

ファイナンシャルプランナーとして今まで、医療保険に先進医療を付けたほうがよいというアドバイスをしてきたが、そのアドバイスに間違いなかったと、密かに実感。
もちろんがんの部位によるけれど、治療の見込みのかなり低い状態であっても、重粒子線で効果が出ているケースもあるという。

胃や大腸など、「動きのある臓器は重粒子線治療をおこなわない」と聞いていたが、それは動きの問題だけではなく、消化管に穴を空けてしまったり、潰瘍を作ってしまう可能性があるということも、初めて知った。
とにかく、勉強になることの多い1日であった。

今日の一般公開は、私が所属しているスタディグループの特別企画。
重粒子線治療の現場が一般公開されているなんて知らなかったのだが、スタディグループの代表が企画してくれて良かったと、本当に思っている。

一般公開は1年に1度らしいので、次回は来春になるのかもしれないが、がんの治療に興味のある方は、見学をおすすめしたい研究所といえるだろう。

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