« 『私たちの年金生活実例18』が本日、発売になりました! | トップページ | 家計費が予算オーバーしてしまう理由 »

出産をためらう理由

若い女性からお金の相談を受けているとき、「どのくらいの貯蓄があれば、子どもを産んでも大丈夫ですか?」という質問を受ける機会が増えている。

そんなとき、私はいつも、次のように答えている。
「妊娠する時点で、仮に貯蓄がゼロだとしても産むのにぜんぜん問題ありません。出産するまでに、健診費を含めても、3~5万円くらいしかかからないようになっていますから。それより、ズルズルと悩んでいて、出産時期をどんどん遅らせるほうが、ライフプランに悪影響を及ぼすんですよ。お子さんが欲しいのに躊躇しているなら、妊娠してしまってからライフプランづくりで悩みましょう」と。

今の若い女性は、私たちの世代に比べて、慎重な人が多い。
先行き不安な時代だし、夫の候補者には、どんどん正規雇用者が減っている。
自分自身の雇用が不安定な人も多い。

・・・となれば、出産に不安を覚える人が多いのは自然な成り行きだが、慎重すぎると、かえって自分のクビを絞めてしまうということに気付いている人は、あまりいない。

クビを絞めてしまうのは、なぜか。
出産が遅れるほど、老後資金を貯められる期間が短くなる。
昔のように、50代でもある程度の収入が得られる人は減っているから、遅くなるほど、年収が減った中で、大学生を抱えなければならない。

大学なんて行かせなくてもいい、というのは、エントリーシートを使った就職活動をする現状の中では、徐々に難しくなっている。

出産が遅いほど、お金の面でのリスクは高くなるばかり、なのだ。

また、兄弟姉妹が欲しい場合は、できるだけ「年齢差は少なく」産んだほうが、こちらもライフプランを楽にする。
兄弟姉妹の年齢差が少ないと、教育資金の負担が重くなると思っている方もいるはずだが、兄弟の年齢差があってもなくても、結果的にかかる教育費にはそれほど影響は出ないのが一般的。

だとしたら、保育園や塾、習い事の兄弟割引が受けられたり、教育資金がかかる「トータルの年数」を短くできたほうが、こちらも有利。
年齢差の少ない兄弟のほうが、一緒に遊びやすいので、赤ちゃん時代は大変だが、赤ちゃん時代を過ぎれば、子育ても一気に楽になる。
私もずいぶん、年子の子どもを持つ家庭をうらやましく思ったものである。

子どもが欲しいけれど、お金のことが心配で悩んでいるママたちには、「実際に妊娠したら、ライフプランが具体的に立てられるから、妊娠してから相談してね」とエールを贈っているところである。

|

« 『私たちの年金生活実例18』が本日、発売になりました! | トップページ | 家計費が予算オーバーしてしまう理由 »

FPの仕事から」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『私たちの年金生活実例18』が本日、発売になりました! | トップページ | 家計費が予算オーバーしてしまう理由 »