« 長男のことで、ご心配いただき・・・ | トップページ | 「ジャンプフェスタ2011」に連れて行かれる »

年少扶養控除の廃止により、扶養の付け方の常識が変わる??

17日は税制改正大綱(概要)が新聞に掲載された日。
それぞれの立場ごとに、改正の内容について思うこともあるのではないだろうか。

税制改正のことを考えていて、ふと思ったことがある。
それは、来年以降、共働きのご家庭では、15歳以下のお子さんの扶養をどうするか、という点である。

扶養控除が適用されていたときは、収入の多いほうの扶養家族にするのが有利だった。
所得税は累進課税なので、収入が多いほど(正確には課税所得が多いほど)、減税効果が高くなるからだ。

ところが、扶養控除がなくなるわけだから、収入で判断する必要はなくなる。

それでは、何で判断するか。

私は健康保険で判断するのが、適切ではないかと思う。

ご夫婦ともが、協会けんぽであれば、どちらも制度(補償内容)は一緒なので、どちらの扶養にしてもOK。
だが、夫婦のどちらかが組合健康保険に加入しているなら、組合健保の人の扶養にしておいたほうが、有利だろう。

お子さんが小さいうちは、自治体の医療費助成が利用できるため、医療費のことはあまり気にならないかもしれない。
だが、お子さんが成長して、医療費助成の対象年齢から外れたら、補償が手厚いほうの健康保険に加入していることが有利になる。

また、医療費助成の対象にならない差額ベッド代なども、一部負担してくれる組合健保もある。
高額療養費だって、ひと月の負担額が2万円の健保組合もあるし、協会健保に比べれば、制度が手厚くなっている。

もうひとつのパターンとして。。。
国民健康保険と健康保険のご夫婦の場合は、健康保険の人の扶養にしておくのがよいだろう。
国民健康保険は、赤ちゃんであっても、「加入者ひとりにつき、いくら」と決められている金額(均等割など)を払わなければならない。

いっぽうの健康保険は、被保険者本人の収入にしかかからず、子どもが被扶養者として追加されても、保険料が加算されることはない。
子どもが10人いても、健康保険料は変わらないわけである。

収入が多くて、国民健康保険料の上限額を払っている場合は、お子さんを被保険者に追加しても国民健康保険料がアップすることはないが、収入に変動があって、将来的には上限額を下回る可能性もあるだろうから、健康保険を選んだほうが安全な気がする。

年少扶養控除の廃止によって、扶養の付け方の常識が変わる??のではないだろうか。

|

« 長男のことで、ご心配いただき・・・ | トップページ | 「ジャンプフェスタ2011」に連れて行かれる »

FPの仕事から」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 長男のことで、ご心配いただき・・・ | トップページ | 「ジャンプフェスタ2011」に連れて行かれる »