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「妻が働く」ということ

ときどきではあるが、「妻の働き方」というテーマで取材を受けることがある。

夫の扶養を外れてまで働くべきか、扶養のまま(配偶者控除を受け続けたまま)働くべきかというのを、生活設計の面や手取りの損得面などからアドバイスするというのが、主な仕事である。

私自身は、働きたくて働き続けてきたが、世の中にはできれば働きたくないという女性(妻)もいると思う。

それは、単に働くのがいやというのではなく、「子どものために家に居てあげたい」とか「家事がおろそかになるのは気が引ける」といった、それぞれの方のポリシーもあるはずだ。

そういう意味では、働くか、働かないかは、家計面での損得だけでは決めつけられない問題だと考えているが、最近は「働かざるを得ない」ケースが急速に増えている。

若いご夫婦からは、「結婚したり、子どもができたら、退職するのが当たり前だったなんて、うらやましいです」と言われる機会も少なくない。

だが、個人的には、結婚しても、子どもができても、働き続けることを夫側が容認してくれる(積極的に願うケースも多い?)というのは、うらやましいと思っている。

私は高1でアルバイトを始めてから、とにかく働き詰めの毎日。
高校生のときでも、年間200~300日くらい働いていたと思う。

大学生のときは、年間300~350日くらいはアルバイトやフリーライターの仕事をしていた。
平均的なOLの方よりも、仕事の時間はずっと多かったと思う。

若くて、体力があったから、バイトを3つ掛け持ちしたこともあるし、バイトはしていたが、毎日のように、友人、知人と食事にも行っていた。

大学3年生のときから確定申告をしているが、毎日働いていたこともあって、大学4年生のときには、年収がすでに500万円くらいあった。
それでも、単位をひとつも落とすことなく卒業できたのは、友達から回ってきた?ノートのおかげである。

ワーカホリックを絵に描いたような人生で、結婚しても、働かない人生は想像したことすらない。

ところが、サラリーマンの主人と結婚した時点で、主人の両親からは、「子どもができたら、ある程度大きくなるまでは、仕事を辞めるわよね」といった圧力というか、「それが当たり前」だというようなことを言われ、それでも働きたかった私は、なんだかんだと言い訳しながら、仕事を続けさせてもらってきた。

妻が働かなくてもいいように、生活面を整えてくれたのに、そんな好意も無視するかのように、働き続けてきた私。

口では、「子どもが小さいうちから、そんなに働かなくても・・・」と言っていても、私が書いた記事を見て喜んでくれたり、時には知り合いに、「嫁がこんな仕事をしていて・・・」と、ちょっとだけ、自慢してくれたりもしていたようだ。

働くことを、積極的ではないものの、ずっと見逃してくれてきた主人の両親だが、時代の流れとともに、意識が変わってきたのか、甥っ子(両親にとっては孫)のお嫁さんには「今の時代は、奥さんが働くのも当たり前よね」といったニュアンスのことを言っているらしい。

同時に、「仕事は大変だったけど、続けてきてよかったわよね」というような言葉を私にかけてくれる。

時代は変わったんだなあと、つくづく思う私。

働き続けることを申し訳なく思って暮らしてきたが、働かない自分は想像したこともないし、仕事さえ、いただけるのであれば、仕事はずっと続けていきたいと思っている。

教育資金がかかっている今は、私の収入がないと、家計がパンクしてしまうという現実もあるし。。。

だが、このように言うと、働きたくないのに、働かざるを得ない方々を刺激してしまう可能性もあり、センシティブな問題だと感じる機会が多いのである。

皆さんの中にも、働きたくないのに、働いている方がいるかもしれない。
自由に働ける時代をうらやましく思う私は、贅沢でしょうか。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。先生、とても難しいお話ですね。私は、先生と全然違う人生を歩んできました。時々、色々と考えますが、自分の性格から考えると、これでええやん。今が1番幸せやん。死ぬ時にこれで良かった。と思って死ねたらええな。と思って生きています。大きな事は言えませんが、先生も、これでええやん。今が仕事も家庭も1番やん。です。申し訳なく思ったり、うらやましく思ったりせず、自分らしく過ごして下さいね。先生の傍にいる人は、皆さん良い方達ですね。私も先生の様に、してみたかったな。ですよ。最後に気にさわる事がありましたら、申し訳ありません。では、また。

投稿: 千景 | 2012年9月20日 (木) 14時48分

大学三年生で年収500万って凄いですね~ 新卒で就職活動などする気にはなれない稼ぎ力です。
それを 今現在も継続されているのが より凄いって思います。
なんにせよ 働き続けることって大事です。
まさに継続は力なり~ですね。
ファイナンシャルプランニングの本や講演もいいのですが こういったお仕事に関する内容の本も読んでみたいと 今回のブログをみて思いました。

投稿: yuki | 2012年9月22日 (土) 20時13分

千景様
いつもコメントをありがとうございます。
〉自分の性格から考えると、これでええやん。
〉今が1番幸せやん。
〉死ぬ時にこれで良かった。と思って死ねたらええな。
〉と思って生きています。
「今が一番幸せ」って、素敵です!
全然、気に障るような記述はありませんよ。
今回私が書きたかったのは、「専業主婦でいることは贅沢」だとか、「家計が厳しいなら働くべき」とかいう方が私の周囲には結構いるのですが、個人的には余計なお世話だと思っているんです。
私は働きたいから働いてきましたが、家を守るのが好きな人や、家に居るのが好きな人も、世の中にはたくさんいて、生活に問題なければ、その生活はそれでいいと考えています。
なのに、仕事としては、働くことを勧めざるを得ないような流れになる機会が多いので、ついつい言い訳のような記事を書いてしまいました。
私は働いていないと落ち着かないほどの貧乏性?なので、人生をやり直しても、働いていると思いますけど、専業主婦が好き、って人も素敵な人生だと考えてます。

投稿: 畠中 雅子 | 2012年9月24日 (月) 01時32分

yuki様
コメントをありがとうございます。
〉大学三年生で年収500万って凄いですね~
年収が増えたのは、大学4年生のときですね。
大学4年生のときは、週に1回、学校に通えばよかったので、一丁前?に、取材旅行(旅行雑誌のライターもしていたので)にも行ってました。
秋頃は取材シーズンだったので、1か月くらい大学に行けず、久しぶりに大学に行ったら、留年が決まったり、結婚することになった友達以外は、みんな就職が決まっていて、驚きました。
完全に、出遅れましたね。。。。

投稿: 畠中 雅子 | 2012年9月24日 (月) 01時36分

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