練馬区わかものスタート支援事業「家族支援講演会」は、無事?に終了しました
12時を大きく回っているので、昨日のことになりますが、練馬区のわかものスタート支援事業の一環としておこなわれた、ひきこもりのお子さんがいらっしゃるご家族向けのセミナーが、無事に終了いたしました。
ブログにも書きましたとおり、募集定員は40名でしたが、参加をお断りした方もかなりいたようで、実際に60名近い方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回のセミナーでは、セミナー終了後に個人相談を設けました。
ひきこもりのお子さん向けの仕事では、できるだけ個人的な感情を抑えて、お金の面からのアドバイスに徹しようと思ってはいるものの(感情を入れ込むと、話がお金とは別の方向にいきがちなので)、個人相談に申し込んでいただいた方とお話ししていて、ものすごく、やりきれない気持ちになりました。
プライバシー保護のため、状況はご紹介できないのですが、ある方とのご相談の中で、「どうして、この方が、そんな過酷な目に遭わなければならないんだろう・・・・・・・・・」という感情を抑えきれませんでした。
ご相談者も、ずっと泣かれていましたが、今までのつらい状況を想像すると、本当にやりきれない気持ちで、私の心もいっぱいになりました。
ひきこもり家族向けのアドバイスをしていると、「弱者を利用して、商売している」といった心ない言葉を浴びせられることもあります。
アドバイスをする者に対しても、そのような声があがるわけですから、「当事者のご家族は、どれだけ、傷つけられてきたのだろう??」と、想像せざるを得ません。
「働かない」のではなく、「働けない」お子さんもいるのだということを、どうしたら理解してもらえるのか。
奥が深すぎる問題でもあり、この問題を前にすると、「自分は無力なんだ」と、改めて感じた日でもありました。
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