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子どもを欲しがる理由とは

少し落ち着いてきた感もあるが、生活保護がさまざまなメディアを賑わせたことは、記憶に新しいと思う。

生活保護について、私の立場からとやかく言うつもりはないが、生活保護を受けている知人から言われた言葉で、忘れられない言葉がある。

その知人はシングルマザー。
生活保護を受けているのは、仕方ない理由があるからで、そのことについて、どーのこーのいうつもりはない。

とはいうものの、彼女は「私のライフプランは、生活保護のおかげで、盤石」とよく言っていた。
生活保護のおかげで、「将来への不安もない」と、言い切っていた。

彼女の人生目標は、いかにして、生活保護を受け続けるかに置かれていたように思う。

ある日のこと。

彼女「私、もうひとり、子どもが欲しいのよねえ」

私「えっ? それじゃあ、結婚するってこと?」

彼女「ううん、違う。結婚したら、旦那の世話をしなくてはならないから、大変じゃない。結婚せずに、子どもだけ欲しいの」

私「・・・・・・・・・・・・」

彼女「だってね。生保の担当者が、働けって、うるさいのよ。子どもでもできれば、しばらく働かなくてもすむし、暇だから、子育てでもしたいなあと思うのよね」

私「ブチッときて、しばし無言の後・・・・あのさあ、子どもは親を選んで生まれてくることはできないんだから、生活保護の受給を楽にするために子どもが欲しいっていうのは、ちょっと間違っているんじゃないの??? 生まれてくる子どもに悪いと思わないの?」

彼女「なんで、ダメなの?それに、子どもが欲しいという気持ちを、なんで責めるのよ!!(別に気持ちを責めてはないよ。欲しがる理由が不思議だって、言ってんだよ!!これは私の心の声)」

その上で彼女は、「子どもがもうひとりいたら、心強いじゃん」と言った。

私「心強いねえ・・・・・・・・・」

ちなみに彼女は、今までの人生で、一度も所得税や住民税を納めていないと思われる。
彼女が受け取ってきた生活保護費、そしてこの後も生きている限り受け取ろうとしている生活保護費は、国民の税金だということを、まったく理解していないように、私には感じられた。

こんなことを書いたら、怒りのコメントがきそうで怖いが、働く意思があるのに、働けない状況にあって、生活保護を受けているシングルマザーの方々が責められないように配慮をお願いしたい。

少し前の生活保護騒動のとき、彼女の発言を思い出してしまった私であった。

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コメント

生活保護にはすぐ直結しないかもしれませんが、ひきこもりという状態にある人の多くはおそらくその状態が本望ではない気がするので、人生目標がそれだと最後に自分が納得できるかどうかですよね!?畠中先生もご納得されないのではないかと、文中より(勝手にですが)想像いたしました。

投稿: 藤澤 | 2012年11月15日 (木) 23時22分

藤澤様
続けてのコメントありがとうございます。
>畠中先生もご納得されないのではないかと、
>文中より(勝手にですが)想像いたしました。
生活保護に関しては、ニュートラルな立場を取りたいと考えています。
特にひきこもりのお子さんの場合には、「生活保護を受けないと、親亡き後、生き続けることが難しいケース」もあるので、私の納得感は二の次?でしょうか。
生活保護を受けることがよいか、よくないかは、いろいろな意見があるかと思いますが、私の知人はそれ自体が生きる目標なので、個人的には疑問を感じる機会が多かったです。最近、会っていないので、どうしているのかは、気になるところですが。

投稿: 畠中 雅子 | 2012年11月15日 (木) 23時32分

畠中先生
がんばりたいのに、がんばれないケースは、
僕も困った立場に立ったことがあるので、
使える社会資源は使ったほうが良いと思っています。
しかし、少しは努力ができるハズと見えるのに、動かない方を見ると、本心疑問に思ってしまうことがあります。

先生のご納得ということは、万が一先生が記事で書かれた知人女性と同じ立場に立たれた場合でも、寄りかかるだけということはされないことが伝わってきます。その点を、先生がお持ちになった疑問から感じました。

投稿: 藤澤 | 2012年11月16日 (金) 05時42分

藤澤様
コメントの返信が遅くなってすみません。
〉先生のご納得ということは、
〉万が一先生が記事で書かれた知人女性と同じ立場に
〉立たれた場合でも、寄りかかるだけということは
〉されないことが伝わってきます。
気持ちの上では、おっしゃる通りですが、健康上、難しいことも考えられますので、絶対とは言い切れないかも知れません。
ただ、私が知人に疑問に思ったのは、「生活保護を受け続けるための努力はいくらでもするのに、働こうとする気持ちにはならない」という点です。
もちろん、体調が悪い時もあるので、働けないときもあるはずですが、元気なときでも、働くことは考えたくないようだったので、そのことにはときどき疑問を感じてました。
働いても、もらえる手取りが同じであれば、働く気が起こりにくいという生活保護の指摘がありますが、その通りだと感じましたね。

投稿: 畠中 雅子 | 2012年11月18日 (日) 22時39分

畠中先生

お忙しい中のお返事、ありがとうございます。
先生の素で書かれたブログ、いつも楽しみにしております。

>健康上、難しいことも考えられます
この部分は思いやりで、必要とあれば治療が先になりますね。

>元気なときでも、働くことは考えたくない
目に見えにくい精神疾患とかでないのであれば、疑問に見えてしまうかもしれないですね。

>働いても、もらえる手取りが同じであれば、働く気が起こりにくい
これから就労意欲がわくように工夫されていくように思われますが、現状だと僕も同感です。働いているのがやりたくてやっている状態でないと、正直バカらしく感じてしまう人もいるかもしれませんよね。

明日は、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 藤澤 | 2012年11月19日 (月) 10時44分

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