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お金のことで疲れている方へ②

前回のタイトルに「①」を付けたので、とりあえず②も書いてみようと思う。
本当は別の内容にしたかったが、①の次に、違うテーマの記事がくるのも、なんだかなあと。

前回の記事には、あたたかいコメントをいただいたが、中には「ファイナンシャルプランナー失格!」と感じた方もいたのではないかと思う。
とはいえ、本当のことだから、仕方ない。

前回の続きになるかはわからないが、最近は「貯蓄が多いこと=素晴らしいこと」みたいになっているような気がする。
だけど、前回も書いた通り、「貯蓄が少ないけど、友達がたくさんいる」ということも、素晴らしいことだと私は思う。

それと、もう一つ。

いろいろな情報を持っていることも、「素晴らしいこと」だと、つくづく思う。

たとえば、現役時代だから節約に励み、レジャー費などにはお金を使わず、コツコツとお金を貯めた人がいるとしよう。
その人が老後に高齢者施設に住み替えたとして、有益な情報を持たずに、高いだけの(つまり介護や職員の質が高くない)施設を選んでしまったとする。

いっぽう、現役時代にそれなりにお金を使い、友達とも楽しく過ごし、その結果として貯蓄はそれほどできなかったけれど、いろいろな友人、知人の情報網で、安くて、職員の質の良い施設に住み替えたられたとする。

どちらのほうが、人生として充実しているかと考えた場合、私は後者ではないかと考える。

もちろん、貯蓄を持っている人が、質の良い施設に住み替えられる可能性もあるから、このようなパターンになるとは限らないが、実は情報についても、お金と並ぶくらい、大切なものだと私は考えているのである。

高齢者施設めぐりも、何か所くらい回ったか、きちんと数えていないので、よくわからないが、自分だったら、ここに住み替えたい!と思うところは、いくつか見つけてある。

そこに住み替えるくらいの資金は、夫婦がお互いに掛け合っている終身保険で賄えると思う。
貯蓄が苦手なので、住み替え資金も準備手段は保険である。

月々のランニングコストについて、私は20代の頃から国民年金基金に入っているし、主人は私的年金に2本加入している。
自分にできる住み替え準備は、「ここまで」と決めている。

自分の実力以上のところに住み替えても、生活レベルが異なる人と暮らすのは大変だろうし、今の自分が決めたことを実行するだけで、それ以上は望まないと決めている。

ところが、多くの人は貯蓄での目標額を決めているので、ゴールが見えにくくなっているように思う。
かなり頑張っている人でも、「まだまだ」だという。

いつになったら、その人はゴールにたどりつけるのだろう。

それぞれの方に見合った貯蓄率というのがあると私は思う。
それ以下ではまずいかもしれないが、それ以上、頑張る必要はないとも思う。

がんばっても、がんばっても、なかなかゴールが見えない方は、一度肩の力を抜いて、「今まで、ずいぶん頑張ったじゃない、私」と、自分がしてきた努力を認めてはどうだろうか。

「貯蓄が多いこと=人生が豊かとは限らない」と割り切れば、肩の力が抜ける人もいるのではないだろうか。

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コメント

畠中さんの言われることはわかります。私の夫もそういうタイプなんです。交際費が多くて、友人知己も多くて、情報を集めるのも上手い。豊かな人生だと思います。でも私には真似できない。天賦の才能だと思います。私はコツコツタイプだと思いますが、夫のおかげで何にお金を使ったらいいか、参考になりました。二人の間に育った子ども達は、金銭感覚がいいと評価されることが多いようです。
要はバランスだと思います。情報や友人にもいろいろあって、マルチ商法の被害に遭う人もいるので、良質の情報や良い友人に恵まれることが大切です。そのために、あまり焦らず、「自分はがんばっているなあ。こんな自分でいいんだ。」と自分を認めてあげると、正しいものが自然に入りやすいように思います。

投稿: R | 2013年4月27日 (土) 23時11分

R様
こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。
〉私には真似できない。
どちらが良くて、どちらが悪いという意味で書いているわけではないので、家計管理が上手なRさんが真似する必要はないと思います。
ただ、「交際費が多い=無駄が多い」と言われかねない傾向について、「友達が多い、豊かな人生」という視点でも、見てくれたらいいなあと思って書きました。
Rさんがおっしゃるように、「要はバランス」ですよね。

投稿: 畠中 雅子 | 2013年4月30日 (火) 11時27分

メディアやセミナーで伝えるのは、あくまで一例。

仰せのように、それぞれによって価値観や生活スタイルが異なります。

それに合わせた助言をするのがFPだと思いますし、私もそうあり続けたいと思います。

投稿: ナーセリー | 2013年5月20日 (月) 11時36分

ナーセリー様
はじめまして。
コメントを頂戴しまして、ありがとうございます。
アップが遅くなって、すみません。
〉それに合わせた助言をするのがFPだと思います
その通りだと、私も思います。
ただ、メディアの仕事では、“汎用性”が重視されるので、必ずしも個々人の価値観を優先できないことも多く・・・
ジレンマを感じる機会も少なくありません。
でも、個人相談では、思いっきり、ご相談者の価値観を大切にしたアドバイスを心がけていますよ。

投稿: 畠中 雅子 | 2013年5月21日 (火) 13時56分

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