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仕事で、勘違いされて困っている?こと

ブログではよく、ひきこもり関係の仕事の話を書いている。

全国各地からセミナーに呼んでいただく機会も増えているし、ご相談も確かに増えている。

そのような中で、最近困っていることがある。

ひきこもりの親御さん向けのセミナーなどで、生命保険や住宅に関しての話をすると、「畠中さんって、保険や住宅『にも』詳しいんですね」といった言われ方をすることである。

ひきこもり関係の取材にいらっしゃる方にも、同じようなことをよく言われる。

今、働けないお子さん向けの本の仕事が進行中だが、その仕事に関わってくださっている方にも、プロフィールを記載する関係で、普段の仕事の話をしたら、ものすごく驚かれた。

新聞や雑誌、ウエブなどにずっと20本前後の連載を持っていて、すでに単行本も50冊以上出している・・・ということを伝えると、「畠中さんって、ひきこもりの専門家ではなかったんですか」という絶句にも似た反応をされたのである。

たしかに、ひきこもりや働けないお子さんをお持ちのご家庭向けの仕事はしているが、収入面からいえば、ひきこもり関係の仕事の収入は、全体の1割に満たない。
かかる時間を考えると、とても効率の悪い(失礼ですが)仕事なのだが、ライフワークとして、自分のできる範囲で続けていくと決めているので、どんなに効率が悪くても、やめるつもりはない。。。。

それなのに、「弱者を利用して儲けている」という言われ方をすることもあり、ひきこもり関係の仕事では、「なんだかなあ」と思う機会が少なくないのだ。

でも、お金の面からのアドバイスだけをしている私でさえ、いろいろな言われ方をするのだから、当事者やそのご家族、あるいは支援をしている方々は、どんなひどいことを言われているんだろう~と、想像するのは難しくない。

私としては・・・
ひきこもりの専門家ではないんですよ、と、いちいち言い訳するのもヘンだし。

どのような立ち位置に居ればいいのか。
自分でも悩む機会が増えている。

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FPの仕事から」カテゴリの記事

コメント

久しぶりに覗きました。
確かに最近の畠中さんは引きこもり関連でお見かけすることが多いですね。
以前から知っている私なんかは、難しい問題に取り込んでらっしゃって偉いなぁとと感じています。
家族の繊細な問題に踏み込むわけだし、そこには家族内の利害もあるだろうし、部外者が何を!という目で見る人もいるのではと想像します。
ですが、逆に引きこもりの専門家ではない畠中さんがフラットな目で、お金の問題「だけ」を扱って解決策を示してくれることに意義があるんだろうなと思ったり。
引きこもり解消とかそういう余計なことを言わないで、答えを示してくれる人が必要なんじゃないかと思います。
恐らく今後も需要は増えるでしょうけど、引きこもりの専門家にはならないで、淡々と経済的なアドバイスだけをする姿勢を保つ方が、相談する方も気が楽なんじゃないでしょうか。
どんなやり方でも文句言う人は必ずいます。悪口を言う人はそれまでの人ですからあまり気にせず、ご自身のお気持ちに沿って進んでいかれればと思いますよ。

投稿: Roly | 2013年10月25日 (金) 14時49分

私も消費者問題に取り組む弁護士さんと勉強会をする機会があり、その時に「大手の顧問弁護士の仕事があるから、本当に気の毒な方の事件は採算度外視でやることができる。利益を考えたら、中堅弁護士ではできない仕事がある。」と聞いたことがあります。
それから、被害額が大きくて、証拠が揃っているような相談は弁護士に繋いで、自分は何百円とか、何千円の仕事を誠実にやる方がいいのかな、と思っています。(そんな都合のいい相談はそんなにないですけどね)
世間では弱者救済を目的にするなら、身を捨ててでもしなければ、という目がありますが、そういうのが長続きするはずありません。
「ひきこもりのライフプラン」で齋藤先生が、「畠中さんのような視点こそ、我々に足りなかった」という趣旨のことを書かれていたのが、印象に残っています。
間口が広く、引き出しが多いのが、畠中さんの最大の魅力です。お金の専門家の立ち位置で、個別の救済を続けているうちに、新しい地平が拓けてくると思います。私もそう思って、地味な相談を大切にしています。

投稿: R | 2013年10月25日 (金) 16時09分

Roly様
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
〉逆に引きこもりの専門家ではない畠中さんがフラットな目で、
〉お金の問題「だけ」を扱って解決策を示してくれることに
〉意義があるんだろうなと思ったり。
〉引きこもり解消とかそういう余計なことを言わないで、
〉答えを示してくれる人が必要なんじゃないかと思います。
そのように言っていただくのが、一番ありがたいと思っています。
すべての人に理解してもらいたくて、ひきこもり関連の仕事をしているのではないのですが、自分自身がいろいろなことに手を出しすぎて、混乱してしまっているというのが、実状なのだと思います。
Rolyさんのようなコメントをいただくと、気持ちが前向きになります。
勇気の出るようなコメントをありがとうございました。

投稿: 畠中 雅子 | 2013年10月25日 (金) 16時17分

R様
いつもコメントをありがとうございます。
〉大手の顧問弁護士の仕事があるから、
〉本当に気の毒な方の事件は採算度外視でやることができる。
私も、原稿料や講師料などで食べられるので、支援に近い仕事もできるというのが、実状になっています。
ボランティアという形だけでは、支援を続けるのは難しいというのも、Rさんと同じ意見ですね。
〉「ひきこもりのライフプラン」で齋藤先生が、
〉「畠中さんのような視点こそ、我々に足りなかった」
〉という趣旨のことを書かれていたのが、印象に残っています。
言われてみれば、斎藤先生がそのようにおっしゃってくださったような気も・・・
斎藤先生は、その人格も含めて、親御さんたちに尊敬されているのだと感じています。
私は斎藤先生のような人格を持ち合わせていないので、せめてお金の面からのアドバイスを、淡々と続けていきたいと思っています。
Rさんが地道な相談を大切にされているとのことに、共感しました。
これからも、頑張って続けてくださいね。

投稿: 畠中 雅子 | 2013年10月25日 (金) 16時21分

はじめましてひきこもり当事者の枯葉と申します。御本ほう拝読させてもらいました。ひきこもり回復、分析系
本は数あれど一番デリケートかつ難しい、回復が難しい場合の将来展望についてお金のプロの視点から書かれていて大変参考になりました。>>弱者を利用して儲けている 当事者の今までの経験から言わせると効果も目的も曖昧でお金を払っても無駄だったサービス(医療系、相談系など)に比べればはっきりしたお金の話に特化した
畠中さんの活動を私は支持いたします。今すぐにでも相談のご依頼を致したいのですが、当方三十代前半なのでライフプランを立てるのには早いかと存じます。新刊が出ましたら早速購入させてもらいます。それでは長々となりましたが失礼させてもらいます。

投稿: 枯葉 | 2013年11月 1日 (金) 20時08分

枯葉様
はじめまして。
コメントを頂戴しまして、ありがとうございます。
当事者でいらっしゃるのに、コメントをくださったこと、感謝いたします。
〉畠中さんの活動を私は支持いたします。
しかも、とてもうれしいお言葉。
「弱者を利用して儲けている」など、私自身がいろいろ言われるのは構わないですし、覚悟もしているのですが、否定的な意見が増えてしまうと、お金の面に注目してくださる機会を失ってしまうことを、何より怖れているんです。
働けない状態が続いても、「普通に暮らしていけるんだから、悲観しなくてもいい」と、思ってもらえるように、これからもサバイバルプランのアドバイスをしていきたいと思っています。
また、機会があれば、コメントくださいね。

投稿: 畠中 雅子 | 2013年11月 1日 (金) 21時13分

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