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原野商法の土地を、買い上げてくれるという話

我が家には、というか、亡くなった父が騙されて買った原野商法の土地が2か所ある。

ふたつとも北海道の土地で、公道からははるか遠く離れている、言葉通りのまさに原野で、おそらく草が伸びきっていて、土地の場所など、特定するのも難しいと思われる。

・・・・が、また「買いたい」という電話がきた。

以前もブログで、原野商法の2次的詐欺、一番多いのは測量詐欺だと書いたことがある。
測量詐欺とは、「土地を高く買ってあげます。そのために、まずは測量代の50万円を振り込んでください」というもので、一時期は繰り返し、いろいろな名前の会社から、同じような内容の電話がかかってきたが、今回はちょっと違った。

以下、私と業者の会話。

業者「北海道の○○に、100坪ほど、土地をお持ちですよね」

私「はい、父が騙されて買った、原野商法の土地ですね」

業者「いえ、原野商法の土地ではないと思いますよ。実際に買いたいという方がいらっしゃいますし」

私「自分の土地の場所さえ確定できないような場所で、しかも原野の中のわずか100坪くらいの土地を欲がるなんて、いったいどんな人なのですか?」

業者「外国の方々なんです」

私「外国の方が、なんでそんな建物を建てられない土地を欲しがるんですか?」

業者「今は建てられないかもしれませんが、100年後は価値が出ているかもしれませんよね。そんな未来に投資したいという方々もいらっしゃるんですよ」

思わず、「ひゃくねんご~かい???」という突っ込みを入れかけたが、できるだけ、会話を長引かせたかったので(私のほうが悪徳業者かい?)、声のトーンを抑えたまま、会話を続けた。

私「100年後なんて、今買う人は、みんな死んでますよね? 死んだあと、子孫に残すような土地ではないと思うのですが、そんな土地を欲しがる外国の方なんて、本当にいるんですか?」

業者「お客様(=私)は、固定概念が強すぎるんですよ。実際に欲しいとおっしゃる方がいるんですから、価値のある土地なんだと思いますよ。それに、土地を買ったからと言って、建物を建てなければいけないという決まりはないわけですから、単純に好きな場所の土地が欲しいという人がいても、おかしくありませんよ」

この辺りから、だんだんおかしな展開になってきたので、そろそろ本丸を攻めようと思い・・・・

私「いったい、いくらで買ってくださるというのでしょうか?」

業者「1坪につき1万円から1万5000円くらいですね」

もっと高い金額を言うのかと思ったら(以前の提示額は100坪で700万円くらいだったので)、意外に納得してしまいそうな金額だったが・・・

私「売るためには、測量が必要だとか、おっしゃるんではないですか?」

業者「いえ、何らかの費用をご負担をいただく必要はありません。それに、周辺の土地は実際に売れていますので、ご安心いただければと」

私「周辺の土地が売れているって、本当なんですか? 本当に売れているというのなら、個人名などは隠した状態でもいいので、売買契約書のコピーと、持ち主が変更された登記簿などの証拠を見せてもらえるんですか?」

この質問をした辺りから、業者の様子がおかしくなってきて、電話を切りたがるような雰囲気になってきた。

どういう仕組みの詐欺なのかを突き止めたかったが、深入りしすぎて、危ない目に遭ってもいけないので(連絡先が私ではなく、母のところになっているため)、この辺りで電話を切ることにした。

私「お話をいくら聞いても、どうしても腑に落ちないので、申し訳ないのですが、売るという気持ちにはなりません」

・・・といったら、業者のほうがなんだか、ホッとしたような感じで電話を切ったので、「こんな、うるさい女が電話に出るとは想像もしていなかったんだろうなあ」と思いつつ、会話を終了した。

私の携帯電話に、着信記録が残っているので、もし原野商法の2次的な詐欺を調べようとする人がいるのなら、その電話番号を教えてあげたい感じ。。。

でも、数日で電話が通じなくなるのではないだろうか。

明日あたり、どこかの公衆電話で、その電話番号にかけてみようかしらん。

なんていう名前で電話に出るのかを、知りたい気がするからだが、そこまでやるのは悪趣味だろうなあ。
それに、公衆電話からかけたら、たぶん取ってくれないだろうなあ。

知らない人からかかってきた電話は、「ガチャン」と切るのがいいのだろうが、基本的にどんな電話でも、いきなり切ったりはしない。
勧誘の電話なんて、好きでやっている人はあまりいないはずなのに、電話した相手にいきなり切られたら、気分が悪いだろうなあと思う。

私は、電話の意図がわかるまでは、話を聞くように心がけている。

そんな中・・・
ときどき詐欺的な電話がかかってくるが、そんなときは、気づかないふりをしていろいろと質問を投げかけている。
取材をするのが仕事なわけだから、腑に落ちないことは、徹底的に質問をする。

すると、思わぬ質問をされて、相手が「うっ」という感じで、困るケースも多い。
相手にとっては、「嫌な奴が電話に出たなあ」という感じなのだろうが、質問をする習慣を身につけると、けっこう鍛えられるし、詐欺に引っかかりにくくなるのではないかと、個人的には思っている。

そういえば詐欺の話をしていたとき、友達に「あんたみたいに疑い深い人間をひっかける詐欺師がいたら、その顔を絶対に見てみたい」と言われたことがあったなあ。

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コメント

原野商法は昨日のニュースでやってました。看板を立てると言って、30万円くらい払わせるのが目的のようです。小さい看板を立ててました。
畠中さんは特殊なメンタリティと技術をお持ちなので、深追いしても大丈夫ですが、一般の方は真似をしてはいけません。悪質業者は電話で疲れるのを待っていますし、長く話させて責任をとれと凄む業者も多いのです。
電話勧誘は断ってからの再勧誘は禁じられているので、早めにキッパリ断ることです。「忙しい」「出掛ける」「料理中」は断ったことになりません。
二次被害の詐欺にあう人は、心に刺さったトゲのような被害を忘れられず、同じ方法でリベンジしたいのだと思います。私も被害者の方の近所の方から相談があって、「あなたは実際に会っている私や近所の方を信じられずに、なぜ見知らぬ電話の人を信じるの!?」と叫んだことがあります。
被害者の方が幸せに忘れられるように、周囲の方が温かく見守ってほしいと思っています。

投稿: R | 2014年6月12日 (木) 09時40分

R様
こんばんは。
コメントのアップが遅れ気味で、失礼しております。
〉畠中さんは特殊なメンタリティと技術をお持ちなので、
「特殊な」というのは、単に「変わっている」ということでしょうか???
視点が特殊ということでしょうか???
〉悪質業者は電話で疲れるのを待っていますし、
〉長く話させて責任をとれと凄む業者も多いのです。
電話で疲れるのを待っているんですね。
もしかしたら私は、電話で相手を疲れさせているんですかね!?
でも、引き際をわきまえないと、危ない目に遭ってしまうかもしれないというのは、常に感じますね。
相手をバカにした言い方にならないように、「素人なので、教えてください」という立ち位置で、質問をするようにしています。
素人というには、しつこいのかもしれませんが。
でも、私のブログを読んで、深追いされるのは確かに避けてほしいと思うので、R様、注意喚起をしてくださって、ありがとうございました。

投稿: 畠中 雅子 | 2014年6月14日 (土) 01時31分

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