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ベネッセの情報漏えい事件について、仕事先として思うこと

この数日、ベネッセの情報漏えい事件についてのニュースが流れている。

我が家の息子2人の情報も漏えい情報の中に含まれていたらしく、お詫びの書面が届いた。

今日は、この情報漏えいについて、批判的な意見を言いたくて、ブログの記事を書いているのではない。

今回、ニュースで大々的に取り上げられてしまうほどの大事件に発展してしまったが、ベネッセは日ごろから、情報の管理に甘い会社だったのかというと、私はそのまったく逆で、とても厳しい会社だと認識している。

たとえば、家計診断のデータについて。

ベネッセのさまざまな媒体において、読者の家計診断をさせていただく機会は多いが、一度もご本人との接触をさせてもらったことがない。
ある雑誌の家計診断については、かれこれ15年以上、担当させていただいているが、15年以上の時間の中で、1度も読者と直接コンタクトを取らせてもらったことがないのだ。

診断用の読者データには、住宅ローンや保険の情報などが記載されていなかったり、家計収支がおかしいことも多いのだが、そのような不備に関する部分を補うために情報を知りたい場合であっても、ご本人にアクセスすることは絶対に不可能である。

正しい情報を追加でほしい場合は、あいだに何人もの担当者を挟んだ上で、その情報を管理する部署の人に質問形式にまとめたものを渡してもらう。

しかるべき担当の人が、データの元である読者にコンタクトを取った上で、また何人もの担当者を介して、ようやく私の手元に知りたい情報が届く。
ある意味、仕事の手間という面から考えると、とてつもなく面倒な会社なのである。

それが、今回の情報漏えい事件のせいで、「ベネッセの情報管理は甘い」という認識が浸透してしまったら、個人的には遺憾!である。

人的被害によって、過去の情報管理のすべてを否定されてしまうようにならないことを、長年、仕事をさせていただいており、情報管理の厳しさに触れてきた人間として願うばかりだ。

いろいろな部署の方から、仕事面でもお詫びの連絡をいただいているが、連絡をくださった方々は、何一つ悪いことをしていないのに、私にまで詫びなければいけないその心境を察すると、私の心も痛むばかりである。

それと、これは余談だが、原田社長は、少し前のマクドナルドの株主総会でも、株主からいろいろな意見をぶつけられていて、「気の毒だなあ」と思ったことがあったが、今度はベネッセの代表取締役会長兼社長として、謝罪をされている。

最悪のタイミングでの、社長就任なのかと思うと、こちらも気の毒に感じる。

こんなことを書くと、情報漏えいの被害に遭った方からクレームがくるような気がするが、我が家も情報漏えいの対象家庭である。
それ故に、苦情はお手柔らかに、お願いしたい。

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コメント

先生、こんにちは。うちも封書が届きました。この件で、別に前と何も変わりないから、気にしてないのですが、先生のブログを読み、この会社の管理がどれほど、厳しいのか、わかりました。皆んなに知ってもらいたいですね。有難うございました。変な文章ですみません。では、また。

投稿: 千景 | 2014年7月18日 (金) 13時24分

千景様
こんばんは。
今回もコメントをありがとうございます。
千景さんのお宅にもおわび状が届いたんですね。
我が家も情報が漏れているという点ではコワくないといったらウソになりますが、今回のこと以外でも「どうして、この会社からDMが届くんだろう」と思う機会は少なくないですよね。
そういう意味では、今回のことに限らず、個人情報の出し方には気を付けないと・・・と、実感したところでもありますね。
〉皆んなに知ってもらいたいですね。
そういってもらって、ありがたかったです。

投稿: 畠中 雅子 | 2014年7月19日 (土) 04時01分

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