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「おひとりさまの終活」に力を入れていきます!

 

前回のブログ更新は2020年3月だったので、1年8か月ぶりの更新になります。

あまりに久しぶりだったので、ログイン方法を忘れて、まごまご(;^_^AFBのほうは定期的に更新していますし、ミニチュアワールドのブログのほうは記事が300を超えているのですが、自分のブログは更新が止まったままになっておりました。

これからは、もう少し、更新頻度を上げていきたいと考えています。

 

さて、前置きが長くなりましたが、2021年は主人が定年退職を迎えました。

今年度に60歳を迎えた人から、特別支給の老齢厚生年金がもらえなくなっていますので(´;ω;`)、そのまま退職・・・というわけにもいかず、継続雇用で働いてくれています。

私のほうは、コロナ禍でセミナーなどが難しくなったものの、執筆の仕事のほうでそれなりに忙しくしておりました。

とはいえ、以前に比べて、稼げなくなっていますので、旅行費用も抑えなければと考えているところです。

 

さて、今日のブログで書きたかったのは、「おひとりさまの終活」についてです。自分が年を取ってきたこともあり、最近は「終活」や「介護」に関する取材を受ける機会が増えてきています。

20年前にスタートした「高齢者施設巡り」は、コロナ禍ではストップしているものの、すでに300回を超えていまして、高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする際には、具体的な施設名を挙げられるようになってきました。

もちろん、日本全国とまではいきませんが、高齢者施設の紹介業者は扱えないような廉価な施設をご紹介できるので、ご相談くださった方には喜んでいただけていると、自負しています。

 

そのような中で、仕事をすればするほど気になるのは、「おひとりさまの終活」です。

おひとりさまといっても、結婚しないまま、高齢期を迎えた方よりも、高齢期に伴侶を亡くされて、おひとりさまになった方の終活のほうが、ずーっと気になります。

 

なぜなら、

もともとおひとり様で、高齢期に入られた方は、終活などの準備も頑張って取り組んでいるケースが多く、アドバイスをしたら、すぐに実行してくださいます。

いっぽうで、ご夫婦で高齢期を迎えた方は、いつかはどちらかがおひとりさまになる現実があるのに、話を聞いても、実行してくださる方はほんのわずか。

準備不足になっているケースが目立つのです。

 

高齢期の住まいの問題、介護の問題、入院時の保証人の問題、お墓の管理の問題など終活にはさまざまなテーマがありますが、「おひとりさまの終活」に関するあらゆる情報提供ができるように、準備を進めているところです。

 

樹木葬や海洋散骨などの現場にも、足を運ぶ努力をしています。

コロナ禍が落ち着いてきたら、高齢者施設見学をリスタートさせる予定です。

 

ちなみに私自身は、

介護が必要になったら、特に認知症になったら、自宅からはかなり離れた場所の高齢者施設に入所したいと考えています。

認知症になって、どんどん記憶が薄れてきたら、東京にこだわる必要はないと思っているので、娘には具体的な施設名と、どのお金で支払っていくのかなどを伝えています。

認知症になったとしたら、家族とは距離が離れたほうが良いとも考えているのです。

子どもに「あなたは、誰?」と聞くようになる前に、自分から進んで住み替えるつもりでいます。

 

介護状態が身体的な介護であれば、自分で意思を伝えられるはずなので、その場合は東京周辺の高齢者施設に入居したいと考えています。

この場合は、その時の資産状況によって、自分で住み替え先を選択し、子どもに伝えるつもりでいます。

このことも、娘に伝えています。

 

子どもたちに介護は絶対にさせたくないので、介護認定を受けたらすぐに住み替えるつもりです。

今後は、「自分自身の終の棲家」を見つけるつもりで、高齢者施設の見学をしていきたいと考えています。

 

ご相談の現場でも、「子どもには迷惑を掛けたくない」という声を聴いていますが、事前準備を怠れば、お子さんたちに迷惑をかけると思います。

それなのに、口で迷惑を掛けたくないという方でも、「それでは具体的にどのような準備をされていますか?」とうかがうと、具体的に準備されてはいないのが現実です。

 

実際に介護がスタートすると、準備したくても、できなくなることがたくさんあります。

 

たとえば、株などの運用資産は、認知症と診断されると、亡くなるまで換金ができなくなります。

弁護士などの後見人が付いても、換金できないことに変わりはありません。

実際、運用資金を含めて1億円を超える資産をお持ちの方のお子さんから高齢者施設への住み替えのご相談を受けたことがありますが、資産の多くが株式だったため、換金できずに、希望の施設には入居できませんでした。

 

また、親族が後見人になりたいと思っても、たとえば東京都の市部の場合は1500万円(東京都の地方裁判所の資料に記載されていた金額で、地域によって異なる可能性があります)を超える資産を持っていると、親族が後見人になるのは難しい現実があります。

第三者が後見人に選任されると、親の預金を下ろすのでも、いちいち許可を取らなければならなくなります。

 

そのようなことを防ぐために、銀行などで代理人カードを作るなど、いくつかの防衛策があります。

 

また現在検討されている、相続と贈与の一体化によって、生前贈与が難しくなる可能性もあります。

 

時代が変われば、制度も変わる可能性がありますので、最新の情報をキャッチップしながら、「おひとりさまの終活」に役立つ情報提供ができるように、研鑽していきたいと考えているところです。

 

自分で書いた記事や取材していただいた記事でも、ご紹介しづらい終活の本音?の部分を、自分のブログに書いていきたいと思っています。

 

 

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