主人が定年を迎える①
今年の6月、主人が定年を迎えました。
主人の会社は、誕生月が定年月になります。
年度末に退職の会社であれば、2022年の3月に定年を迎えることができるので、ちょっと残念です。
年度末に退職できる会社であったなら、定年前の金額のボーナスをもう一度、もらえたはずでしたから(´;ω;`)
定年を迎えるにあたって、いくつか検討しなければならない事項がありました。
定年前後の手続きについて、思いつくことを何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
まずは、退職金の受け取り方。
多くの方は、会社側から提示された一時金プラス年金形式での受け取りを選択するのではないでしょうか。
年金で受け取ると、運用してくれるために、受取総額が増えるからですね。
主人の会社から受け取った資料にも、一時金と年金の併用方式で受け取るプラン「だけ」が記載されていました。
ですが、我が家では、全額を一括で受け取る方法を選択しました。
その理由として、年金形式で受け取ると、税金や社会保険料が増えてしまうからです。
税金は最低でも15%(所得税5%、住民税10%)かかりますし、社会保険料は国民健康保険料と公的介護保険料を併せて12%くらいかかります。
この12%くらいというのは、東京都23区の水準であって、もっと高いエリアも多いと思います。
税金と社会保険料を足すと、最低でも27%程度はかかる計算になるわけですが、主人は個人年金保険に2本入っています。
そのため、公的年金プラス個人年金保険2本に加え、退職金の年金払いを選択すると、雑所得がさらに増えてしまう計算になります。
つまり、主人の場合は年金方式での受け取りを選択すると、手取りでは損をしてしまうわけです。
実際に、一括で受け取った場合に支払う税金と、年金形式で受け取る場合に支払う税金プラス社会保険料の加算分を計算したうえで、我が家では一括払いを選択しました。
年金形式で受け取ったほうが、「見た目」の受取額は有利に感じますが、手取りで損をしてしまうケースも少なくないと思っています。
でも、受取額でのソントクについて、きちんとアドバイスしてくれる会社はないのが問題なんですけどね(;^_^A
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