「卒業延期」の制度をご存知ですか?
いきなりですが、「卒業延期」の制度をご存知ですか?
私がここで説明したい卒業延期は、卒業に必要な大学の単位を取っているうえで、
何らかの理由で卒業を延期する制度のことです。
我が家の末っ子は、本来なら今春、大学を卒業する予定でしたが、昨年度は
希望する旅行会社の募集がなかったために、親子で話し合いをして、卒業延期を
選択しました。
その経緯は、FBでご紹介しています。
末っ子は無事に?希望する旅行会社から内定をいただき、9月に大学を卒業しました。
なぜ、少し前の話を書こうと思ったのかは、最近、我が家の末っ子と同じ年のお子さんを
持つ方から「昨年、就職に失敗して、今年の春からひきこもっている」というご相談を、
2回(別の人)受けたからです。
昨年も息子の就職活動を見ていましたが、早々に「今年は諦めたほうが良い」気が
しました。
一生働ける可能性があるような、みんなが知っている旅行会社の募集は、ほとんど
なかったからです。
私は卒業延期の制度のことを知っていたので、「コロナ禍で無理して、募集している
旅行会社に入れてもらう努力をするより、総合旅行業務取扱管理者資格を取って、
少しでも有利な状態で、就職活動に臨んだほうが、長い目で見て息子のためになる
のではないか」と、考えました。
そのことを息子に伝えたところ、「卒業延期の制度なんて、ウチの大学にはないよ」
と言い返されました。
「今のご時世、ほとんどの大学にあるはずだから、明日、大学に電話して、聞いてみて」
ということで、確認してもらって、卒業延期が可能なことを本人も理解しました。
そして、今年の就活では、総合旅行業務取扱管理者資格を持っていることを評価して
いただき、第2志望の会社から無事に内定をいただけました。
FBに書いた通り、費用も10万円以下で済みましたので、選択肢がほとんどない中で
就活の努力をしなければならなかった昨年の就活を諦めて、本当に良かったと思って
います。
親としては、定年くらいまで、同じ会社で働いてほしいと願うものの、この先、
末っ子が何年、同じ会社で働いてくれるかはわかりません。
だとしても、社会人生活のスタートで、働けない状態で社会に出てしまうと、
盛り返すのは本当に大変だと思います。
そのためにも、就活に失敗したり、コロナ禍のように、思うような終活ができない
時代は、ちょっと休んで(卒業延期の制度を利用して)、再始動する方法があることを
知って欲しいと考えています。
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