vol.1 今までの経過
保育園入園には苦労したので、在園中に第2子を、と願いながら保育園も卒業、現在に至っています。2年ほど前に思い立って不妊治療を始めましたが、原因は特に見つからず、処方された薬の副作用にメゲて、半年ほどで中断。いよいよ39歳になった昨年、限られた時間の中で悔いのないようにしたいと思い、不妊治療を再開しました。
ここでは、私が受けている不妊治療の内容とお金を紹介したいと思います。
*お金は、国保・3割負担で支払った金額(自己負担分)。明細は病院の領収書に基づき、1円単位は四捨五入されています。
■ 不妊治療を再開したいきさつ ■
昨年(2003年)の夏、仕事で不妊治療専門のクリニックを取材し、そこで「体外受精の平均は39歳」という話を聞きました。このときちょうど私は39歳。これはうかうかしてられない!と一念発起し、不妊治療を再開しました。
最初に治療したのは近くの個人病院でしたが、今度は国立の大学付属病院を受診。ここは、まず11種類の検査を行い、その結果を踏まえて医師が治療方針会議にかけ、その方針に従って治療を進めていくという病院です。
■ 初診 ■
初診の時は、問診と内診、子宮頚ガン検査(内診)をしました。
内診では「子宮筋腫があるね」と言われ、どれぐらいの大きさですか?という私の問いに「こんなもん(手で1cmぐらいのマルを作って)が5、6個だね」というだけ。不妊には影響していないのかな?でも、何も言われなければ大丈夫なのかな?と楽観的に考えて帰ってきました。前の病院でも、子宮筋腫のことは言われていて、内診するたびに数が増えていったので、「ゲッ!」と思いながら過ごしていたのです。金額は、以下の通りです。
| 基本診療費 |
750円 |
| 検査料 |
3,954円 |
| 紹介状がないための費用 |
2,625円 |
| 病院への支払い |
7,325円 |
■ クラミジア検査 ■ クラミジアの検査(採血)をしました。
次回は卵管造影検査を予約し、感染症予防のため、抗生物質が処方されました。薬は、卵管造影検査前後に服用するということです。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
1,281円 |
| その他 |
207円 |
| 病院への支払い |
1,691円 |
| 調剤薬局 |
1,300円 |
■ 卵管造影検査 ■ 昼すぎから検査開始。
当日は長めのスカートを着用といわれていた理由がすぐに判明しました。内診台で細いチューブを膣内に注入するのですが、このチューブを太ももにテープで固定し、紙パンツをはいてレントゲンの部屋まで移動するんです。
これまで「卵管造影検査はガマンできないほど痛かった、もうやりたくない」と複数の人から聞いていたので、一番恐れていた検査でしたが、私は自分でも不思議なくらい痛みを感じませんでした。たぶん、お産をしているから?造影剤をチューブに通しながら撮影をしている様子で、体の向きを少し変えながらレントゲンを撮りました。
検査費用は、前にかかった病院では2万円かかると言われていたのですが、案外安くてビックリ!この日のうちに検査結果がパソコンの画面に映し出されて、私は子宮の上部に少し凸凹があるが、造影剤が卵管まで届くのが早かったので、卵管の通りは大丈夫ということでした。
| 基本診療費 |
204円 |
| 処置費用 |
57円 |
| 画像診断料 |
6,447円 |
| 病院への支払い |
6,710円 |
■ 精液検査 ■ 精子の濃度や運動率を調べる検査です。
とくに診察はなく、次の検査予約を入れるだけで終了しました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
1,650円 |
| 病院への支払い |
1,850円 |
■ ヒューナーテスト ■ 夫婦生活を持った後、頚管粘液の中で精子がうまく運動しているかを調べる検査で、排卵予定日近くに行います。内診を受けました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
354円 |
| 病院への支払い |
560円 |
■ 脳下垂体ホルモン検査 ■ 卵胞刺激ホルモン、黄体刺激ホルモン、プロラクチンなど、脳下垂体から分泌されるホルモンの異常を調べる検査で、生理3日目~6日目の間に受けます。この病院では、同時に糖尿病のスクリーニング検査として空腹時血糖も採血して調べるので、前日の夜9時以降の食事制限がありました。
検査は、1回目の採血をしてから各ホルモンを注射し、その15分後にもう一度採血するというもの。両腕に注射されて、結構痛かった~
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
11,430円 |
| 病院への支払い |
11,630円 |
■ 黄体機能検査 ■ 排卵後、受精卵が子宮内膜に着床できる環境かどうかをみる検査で、基礎体温が高温期に入って7日目ぐらいに受けます。検査は採血だけで、診察は受けずに帰りました。
| 検査料 |
1,956円 |
| 病院への支払い |
1,960円 |
■ 検査結果と治療方針説明 ■ 治療に必要な検査がひと通り終わり、この結果に基づいて私の治療方針が説明されました。検査結果にはとくに問題ないとのこと。人工授精を3回ぐらい行い、それでもダメな時は体外受精を行うほうがいいが、夫婦ではどう考えているか?と聞かれました。また、途中で腹腔鏡検査を行う可能性もあるということ。私は、年齢を考えて、体外受精まで考えていると伝えました。
人工授精は、生理開始5日目から5日間、排卵誘発剤(クロミッド)を飲んで多くの卵(といっても錠剤では2個ぐらいだそう)を排出させて妊娠の可能性を高めます。多胎のリスクはあるということでした。排卵日を確実にするために前日に注射を行い、当日は遠心分離処理した精液を子宮内に注入するということでした。
私はさっそく、次の月経サイクルから人工授精を受けることに決めました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 病院への支払い |
410円 |
| 調剤薬局 |
410円 (クロミッド5錠) |
■ 卵胞の発育をみる ■ 月経開始後12日目、卵胞がどれぐらい発育しているかをみるために受診。
内診の結果、2個が大きくなっていて、2個排卵される可能性もあるということでした。確実に明日排卵させるためにhCGホルモン(ヒト胎盤性性腺刺激ホルモン)を注射することになり、行くとベッドが3台並んでいる部屋。?と思っていると、注射は筋肉注射で、上腕のほかお尻にもするらしい。注射の部位は毎回変えたほうがいいと言われ、とりあえず右肩にしました。いよいよ明日は人工授精を行います!
| 基本診療費 |
204円 |
| 注射料 |
204円 |
| 病院への支払い |
410円 |
■ 第1回人工授精 ■ 病院到着後、すぐに検査室へ呼ばれ、精子を遠心分離処理するとのこと。
30~40分かかるそうで、この間しばらく待ってから内診台に乗りました。人工授精といっても、内診するのと同じで、時間もあまりかからず、痛みもまったくなし。事前に、卵管造影検査よりも痛みがないと言われていたため、ほとんど不安はなかったのですが、意外にあっけない!?
15分ほど病院内のベッドで休んで帰宅しましたが、処置後2日間は少し出血していました。費用は思っていたよりも安く、何年か前にトライしておけばよかったかな、とも思いました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
1,281円 (保険外、消費税) |
| その他 |
5,250円 (保険外) |
| 病院への支払い |
6,731円 |
■ 内診 ■ 1回目の人工授精の結果はむなしく、また生理が……。
「生理が来たら、5日目までに受診するように」という医師の指示どおり受診しました。内診で卵巣が腫れていないか、卵子が排卵されたかどうかを確認したうえで、今月も人工授精をすべく、クロミッドを処方してもらいました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
1,650円 |
| その他 |
207円 |
| 病院への支払い |
2,060円 |
| 調剤薬局 |
440円 (クロミッド5錠) |
■ もう一度薬を処方してもらう ■ 先月はクロミッドを飲み始めて2日目から喘息の発作が起こり、薬を飲んだり点滴をしてしまいました。
こんな状態で妊娠するのが怖かったので、自己判断でクロミッドの服用を中断。そのまま次の生理が来て、生理5日目に薬をもらうために受診しました。
| 基本診療費 |
204円 |
| その他 |
207円 |
| 病院への支払い |
410円 |
| 調剤薬局 |
440円 (クロミッド5錠) |
■ 内診 ■ 生理5日目からクロミッドを5日間飲み、生理開始から12日目に受診しました。
この時はまだ子宮内膜も薄く、明日から3日間休み(土・日・月曜日祝日)のため、4日後(生理開始から16日目)に人工授精の予定を入れました。しかし、休み中に排卵の可能性も高いので、排卵したかどうかを尿でみる検査薬を3セット購入。日曜・月曜の朝に検査をするように言われました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 検査料 |
1,650円 |
| 病院への支払い |
1,850円 |
| 排卵検査薬 |
2,173円 (@690円×3個、消費税) |
■ 第2回人工授精 ■ 前回と同様、人工授精を行いました。
超音波にはまだ卵胞が見えているから、排卵は行われていないという説明を受け、排卵を促進させるhCGホルモンを注射して帰ることに。15分ほど病院内のベッドで休んだ後に注射し、帰宅。当日はやはり出血していました。
| 基本診療費 |
204円 |
| 注射料 |
204円 |
| 検査料 |
1,596円 (保険外、消費税) |
| その他 |
5,250円 (保険外) |
| 病院への支払い |
7,256円 |
このように、現在も進行中の不妊治療について、毎月お話したいと思います。どこまで治療を続けるか? 妊娠したら妊婦日記になるのか? 自分でも展開の読めないこのコーナーですが、どうぞよろしくお願いします。
坪川仁保
子どもにかけるお金を考える会
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